回復期リハビリテーション病棟入院料は特定入院料として規定されており、リハビリテーション料や手術料以外の診察料はほとんどが包括されています。

回復期リハビリテーション病棟は、急性期後のリハビリテーションを必要とする患者を対象とした病棟であり、心臓疾患や脳血管疾患、骨折などの運動器系の怪我などによる障害から機能を回復させることが目的となります。

リハビリテーション病棟では、リハビリテーション質でのリハビリテーションだけでなく、ベッドサイドでのリハビリテーションも行います。

診療報酬では、回復期リハビリテーション病棟入院料は、1・2・3の3つに分けられおり、それぞれに基準が規定されています。
施設においては、心大血管疾患、脳血管疾患、運動器、呼吸リハビリの施設基準をクリアしていることが必要となります。

<回復期リハビリテーション病棟入院料と施設基準>

入院料 診療報酬点数 医師 看護師 リハビリ要員 その他
1 2,025点 専従の常勤医師1名 患者13名に対して常時1名 理学療法士3
作業療法士1
言語聴覚士1
社会福祉士1
入院している患者が重傷者・医療・看護必要度A項目1点以上が10%以上
2 1,811点 患者15名に対して常時1名 理学療法士2
(常勤)
作業療法士1
(常勤)
新規入院患者のうち20%以上が重傷者
3 1,657点