白内障は、眼の中にあってレンズの役割を果たしている水晶体が何らかの原因で濁ってしまう病気です。
白内障でもっとも多いのは、紫外線により発生する活性酵素によって水晶体が変性してしまうというもので、長い時間をかけて発症する老人性白内障です。
この他、外傷性、遺伝性、薬の副作用など、様々な要因によって白内障が起こることが知られています。

白内障の治療としては、進行を遅らせるための薬物療法もありますが、賞状を改善させたり、視力を回復させたりするには手術が必要とされています。
現在一般的に行われている手術は「超音波水晶体乳化吸引術+眼内レンズ挿入術」というものになります。
手術時間は15~30分程度で、日帰りも可能です。
日帰りでこの手術を受けた場合の医療費を算出してみます。

<検査>
手術のために様々な検査が必要となり、糖尿病など、他の疾患によって検査項目が増える場合もあります。
矯正視力検査:69点
屈折検査:69点
精密眼圧測定:82点
精密眼底検査:56点
細隙燈顕微鏡検査:112点
角膜内皮細胞顕微鏡検査:160点
角膜曲率半径計測:84点
超音波検査:350点
以上の合計は約1000点ほどになります。

<手術>
短期滞在入院基本料:2800点
麻酔(球後麻酔):150点
水晶体再建術:12100点

<合計>
以上の保険点数を合計すると約1万6000点で、16万円の医療費となります。
健康保険3割負担の場合は、患者の自己負担額は4万8000円程度となります。

<地域包括ケア病棟の入院料・入院医療管理料>

対象施設 診療報酬点数 医師 看護師 その他の従事者
入院料1 病棟 2,558点 医療法に準拠 患者13名に対して常時1名 理学療法士1(常勤)
作業療法士1(常勤)
言語聴覚士1(常勤)
在宅復帰支援担当者1(選任)
入院料2 2,058点
入院医療管理料1 病室 2,558点
入院医療管理料2 2,058点