全ての医療機関において、初診時には初診料がかかりますが、2回目以降の診療については、病院の規模によって再診料がかかる場合と外来診療料がかかる場合があります。
再診料
再診料は、診療所と200床未満の病院において、2回目以降の診療ごとにかかる診療料です。
保険点数として72点を計上できるもので、初診料と同様に様々な加算があります。
主な加算としては、外来管理加算、時間外対応加算などがあります。
<外来管理加算>
外来管理加算は、外来患者に対して、医療費のかかるリハビリテーション、手術、放射線治療を行うことなく、計画的な医学管理を行った場合に加算されます。
これには、必要かつ充分な問診や診察を行い、患者に対してきちんとした説明を行って療養生活を指導することが必要となります。
<時間外対応加算>
休日や夜間などの患者からの問い合わせや受診に対応できる体制や緊急時連絡先などを患者に対して周知しておけば、時間外対応加算を計上することができます。
外来診療料
200床以上の病院では、再診料がかからないかわりに外来診療料がかかります。
保険点数として73点を計上できるのですが、外来診療料には、血液検査、尿検査、機能検査、創傷措置などの基本的な検査や処置の医療が包括されたものとなっています。
したがって、中小病院の再診料で計上できる外来管理加算などはありません。
病院の規模によって再診料と外来診療料に分ける目的
症状の軽い患者は、中小病院で診療を受けた上で、必要があれば大病院に行くというシステムを確立するために、再診料の加算を厚くして中小病院における診料を優遇する措置となっています。