画像診断は、患部を撮影して得られたフィルムの画像を解読し、その結果に基づいて診断する医療行為のことをいいます。
画像診断は次の3つに分類することができ、各診断の診断料の算定の仕方は次のとおりです。
1.エックス線診断
胸部レントゲン撮影や消化器官の造影剤使用撮影など、従来の一般的な画像診断です。
撮影料と写真診断料のほか、使用した薬剤・医療材料等の料金が加算されます。
2.核医学診断
肺、心筋、骨などの検査に用いられるシンチグラム、がんの検査に用いられるPET(陽電子断層撮影法)など、高度な放射線管理が必要な画像診断です。
核医学診断の基本点数に、各診断ごとに設定された点数を加算します。
3.コンピュータ断層撮影診断
CTスキャン(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)など、放射線などを利用して体内を走査し、コンピュータをによって処理する画像診断です。
コンピュータ断層撮影の基本点数に、各診断ごとに設定された点数を加算したものに電子画像管理加算が加算されます。
上記の診断ごとに保険点数が設定されており、次のような加算があります。
時間外院内画像診断加算: 緊急の外来患者に行った場合
画像診断管理加算: 専門医によってがぞう診断が行われた場合
新生児や乳児の加算: 新生児や乳児に行った場合。