一般病床急性期病床とも呼ばれ、医学的管理や看護が必要な患者が入院するための病床です。

超急性期病床に入院していた患者が重篤な状態を脱すれば一般病床に移ることになりますが、依然として手厚い医療・看護が必要と判断された場合には、超急性期病床と一般病床の中間的な位置づけとなるハイケアユニット病床に移ることになります。

ハイケアユニット病床は、ハイケアユニット入院医療管理料として診療報酬を算定できる病床で、救命救急入院料や特定集中治療室管理料を算定している病院のみ算定することができることになっています。
ハイケアユニット入院医療管理料は算定病床全体で平均在院日数21日以内としなければならない規定があり、長期入院ができないことになっています。

一般病床は、超急性期病床と比べると人的リソースが少なく設定されており、医師は入院患者16人に対して1名、看護師は患者7人から15人に対して常時1名を配置することになっています。
看護師1名の配置に対する患者数が7人の場合「7対1」と呼び、以下「10対1」「13対1」「15対1」が基準として設定されており、在院期間によってそれぞれ点数が設定されています。

入院基本料である一般病棟入院基本料の基準としては、入院診療計画や安全管理体制などが整備されていること、1病棟60床以下であること、夜勤は2名以上であることなどが規定されています。

<一般病床の診療報酬>

看護体制 基本点数 14日まで 15~30日 31~89日 病棟の
平均在院日数
7対1 1,591点 2,041点 1,783点 1,591点 18日
10対1 1,332点 1,782点 1,524点 1,332点 21日
13対1 1,121点 1,571点 1,313点 1,121点 24日
15対1 960点 1,410点 1,152点 960点 60日