日本の医療保険制度の主な特徴としては、国民皆保険、診療報酬点数制、フリーアクセスの3つがあげられます。

【国民皆保険】
全国民が保険に加入し、被保険者本人または世帯主が保険料を支払うことによって金銭的に重い負担をすることなく医療サービスを受けることができます。

【診療報酬点数制】
医療機関に支払われる診療報酬が点数制の公定価格になっているので、診療機関によって医療費が極端に違うことがほとんどありません。

【フリーアクセス】
保険者が自由に医療機関を選んで診療を受けることができます。

国民皆保険制度がないアメリカの場合、総人口の15%ほどが無保険者になっているのが実情です。
保険機関も民間運営が主流で、加入する保険機関によって受診できる医療機関に制限があるのが一般的です。
また、診療報酬の算出方法も医療機関によってまちまちで、公定価格もないため、医療費はかなり高額になります。