乳幼児医療費助成は、乳幼児の病気の早期発見とともに早期治療を促進し、乳幼児を持つ家庭の経済的負担を軽減するために公費で行われています。
乳幼児医療費助成は、都道府県から出る補助金をもとに、市町村などの自治体が運営して給付を行っています。
したがって、地域によって助成の内容は大きく異なっています。
対象となる年齢、所得制限を設けているかどうか、全額助成か一部助成か、窓口負担の有無に至るまで、自治体によって条件・助成内容など様々です。
自治体の境界付近に住んでいる場合、自分の属する自治体には乳幼児医療費助成が所得の低い人に限定されているのに対して、数10歩先の隣の自治体では、乳幼児医療費は全て無料、というようなことが東京都内でも起こっていました。
助成の対象となる医療費は保険が適用される診療にかかる医療費に限定され、保険適用外の予防接種、健康診断、差額ベッド代などは助成の対象になりません。
乳幼児医療費助成を受けるためには、出生届を提出してから概ね3ヶ月から5ヶ月以内に申請する必要があるのが一般的です。
申請が受理されれば乳幼児医療証が交付され、診療時に医療機関に提出することで助成を受けることができます。